音楽のソムリエがご案内するクラッシック音楽と詩のお話
by guluda
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2024年 03月 21日
さいたま市見沼区大和田町1ー1095ー2ー103 電話048ー689ー0425 季刊「銀紗」編集室 近藤敏広 ホームページhttp://www2.odn.ne.jp/cam62720/index2.html
歌劇「カヴァレリアルスティカーナ」は復活祭の日
マスカーニの「カヴァレリアルスティカーナ」の場面設定は復活祭当日の礼拝
前後という短い時間です。
オペラ自体も1時間半くらいの一幕物です。
それなので道化師というオペラと対になって上演されることがあります。
中でも間奏曲は有名で、劇中に歌も出てきますから間奏曲を歌うのも楽しい
のですが、この綺麗な歌は誰のCDにも収められていないのが不思議です。
シチリアのお話なのだから復活祭のマジパン(アーモンド味のお菓子みたいな
物です)が出てきても良いと思うのですが、いつ頃からマジパンを食べるように
なったのか誰かに聞いてみたいですね。
復活祭は今年は3月31日です。
椿姫終焉の時と同じかあと思うのはオペラ好きくらいでしょうか。
復活祭も近くなりましたのでこんなことを思い出しました。
それではまた。
メールはこちらからーお便りお待ちしています。
詩の同人誌への投稿は銀紗まで「銀紗」と検索すれば一番始めに出ると思います。
2024年 03月 17日
さいたま市見沼区大和田町1ー1095ー2ー103 電話048ー689ー0425 季刊「銀紗」編集室 近藤敏広 ホームページhttp://www2.odn.ne.jp/cam62720/index2.html
ディーリアスの歌劇「コアンガ」
あまりラジオ等では聞かないのですけれど、イギリスにディーリアスという
作曲家がいました。
イギリスと言っても生まれがイギリスでドイツ人の両親から生まれて、アメリカで
過ごしてパリに住んだという人です。
もちろん生まれたイギリスは好きでヒース(植物)の丘が好きだったようです。
さて
ディーリアスを知らなければコアンガも知らないという人が多いと思います。
コアンガの「ラ・カリンダ」という曲は花の下で踊る曲で春の楽しい曲。
菜の花畑や桜の下をを散歩しながら聴くと踊りたくなる作品です。
EMIレコードから全曲盤と名曲集が出ていますので手に入れやすいと思います。
ディーリアスは1862年の生まれですから作品は色々紹介されていますが
あまり国内では演奏されないので、主な作品を書き留めておきます。
小弦楽のための二つの作品より
春、初めてのカッコウの声を聞いて
川辺の夏の夜
交響詩「おとぎ話」
歌劇「コアンガ」
「サマルカンドへのすばらしい旅」より
間奏曲
セレナーデ
夜想曲「パリ 大都会の歌」
歌劇 村のロミオとジュリエット(楽園への小道)
幻想序曲「丘を越えて遥かに」
幻想曲「夏の庭で」
歌劇「フェニモアとジェルダ」
イギリス狂詩曲
小曲集(夏の庭など)
小曲は聴きやすいと思いますのでディーリアスを初めて聴く人におすすめです。
EMIから出ている国内盤(日本語解説付)が良いと思います。
それではまた。
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2024年 03月 06日
さいたま市見沼区大和田町1ー1095ー2ー103 電話048ー689ー0425 季刊「銀紗」編集室 近藤敏広 ホームページhttp://www2.odn.ne.jp/cam62720/index2.html
むかしのお話です。F M東京の「音楽の森」
1979年くらいの事ですがF M東京に「音楽の森」という番組がありました。
私が聴いていた時の司会は立川清登さんだったと思います。
たしか夕方の番組でした。
このオープニングの曲が冨田勲さんがシンセサイザーで演奏したドビッシーの
アラベスク第1番でした。
当時は「月の光」と「子供の領分」くらいしか聞いたことがありませんでした。
レコードを集め始めたのは随分後のことですが20歳の頃に実際に弾いて聴かせて
もらったことがあります。
それからも色々な音楽の世界に私を連れて行って貰ったのですが、22歳の
時に家が没落して働きながら学校を卒業するということになり、お礼も
言えないまま、そのままになってしまいました。
いつの間にかドビッシーの生涯を調べることになってしまいましたが19世紀から
20世紀初頭の資料を集めることにも後からなります。
もしもいつか会った(その可能性はないでしょうが)時のためにアラベスクの
練習もしました。
フランスの資料は「あなたの収集している種類のものはこれ以上、探せません」と
ギャラリー・ヴィヴィエンンヌの骨董屋さんから言われてしまいました。
いま整理しているのは100年前ほどの楽譜です。
博物館で特別展を行なってくれるなら嬉しいのですけれど、今までは
横浜におけるフランス年(石坂浩二さんが総裁だったと思う)と横浜山手の
クリスマス展くらいしか出展していません。
19世紀のフランスの小説を読みながら舞台となっている古地図や古い絵葉書を
見ていると風景が目の前に浮かんできます。
オペラの原作を読む時にそんな楽しみ方もあります。
なんか今日は独り言のようなブログになりました。
それではまた。
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2024年 01月 24日
さいたま市見沼区大和田町1ー1095ー2ー103 電話048ー689ー0425 季刊「銀紗」編集室 近藤敏広 ホームページhttp://www2.odn.ne.jp/cam62720/index2.html
マドンナの宝石
曲名を聞いただけで懐かしく感じる人もいると思います。
マドンナの宝石は1911年にイタリアで上演されたウォルフ・フェラーリの
オペラです。(最近ではヴォルフ=フェラーリと書かれている事が多ですね)
オペラの登場人物は
ラファエロ(秘密結社の首領)
ジェローナ(若い鍛冶屋)
マリエーラ(ジェローナの異母妹)
あらすじは、この3人の恋のさやあてと言うオペラによくある内容ですが
ラファエロと半ば恋仲の奔放な娘マリエーラは異母兄のジェローナが
自分に気があるのがわかって無理な頼み事をします。
「聖母像の宝石を盗んできたら、なんでも言うことをきく」」
そう言われて鍛冶屋のジェローナは盗みを働いてしまいます。
マリエラが秘密結社の首領ラファエロにそのことを話すと
「そんなことを頼むなんて」と愛想を尽かされてしまいます。
鍛冶屋のジェローナは罪の意識に自殺してしまう。
そしてマリエーラも後追い自殺をしてしまいます。
そういうお話です。
このオペラはカヴェレリアルスティカーナと同じくヴェリスモ=
現実主義オペラの一つです。
このオペラが上演されることは殆どありませんが間奏曲だけは
今でも演奏されますしレコードの名曲集には必ず入っている曲です。
60年前のレコードにも解説書にも「上演されることは稀」と書いてあって
オペラ100曲集(オペラへ行く前に見る簡単な解説集)にも
載っていません。
少し前には、ビヴァリーシルス(ソプラノ)の歌った日本語解説付きの
CDも出ていました。
この間奏曲はクラシックファンには懐かしい曲の一つです。
それではまた。
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2024年 01月 06日
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年始の音楽から
きのう音楽の話を聞いていたらカンバランドと言う地名が出てきて
英国のウィルキー・コリンズの小説や歴史に詳しい人なら、その地名を
知っているでしょうけれど音楽歌のヘンデルのお話の中に出てきたので
音楽の好きな人が作っている番組なのだなあと思いました。
ウィルキーコリンズの「白衣の女」は是非読んでみてください。
イギリスの首相が小説が面白すぎて議会の開会時間を遅らせた話で
有名なくらいです。岩波文庫が風景描写の翻訳も綺麗でお勧めです。
さて
きょうは午後2時からウィーンフィルの演奏会の放送があります。
ウィーンのラジオでは通常通り流れていましたから聴いた人も
いるかもしれませんね。
それではまた。
ところで皆さんのところへは銀紗は無事着いたでしょうか? メールはこちらからーお便りお待ちしています。
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